BTNプリフロップスクイーズウェット
BTN Preflop Squeeze Wet
ボタンプレイヤーが複数のプレイヤーがウェットポットにリンプした後にプリフロップで大きなレイズを行う、弱いレンジのプレイヤーにフォールドさせるか不利な状況に追い込む積極的な戦略。
概要
BTN Preflop Squeeze Wetは、ボタン(BTN)のプレイヤーが、ポットに既に複数のリンパーが存在する(=ウェットポット)状況で敢行する、アグレッシブなプリフロッププレイです。通常4~5倍以上の大きなレイズを行い、フォールド圧力をかけます。この用語は「Squeeze」と「Wet」を組み合わせたもので、大きなポットサイズとコーラーの弱いレンジを強調しています。
基本原則
- ウェットポットの特性: 複数のプレイヤーがリンプやコールドコールでポットに参加し、ポットを膨らませるが、コーラーのレンジは多くの場合弱い(例:スモールペア、スーテッドコネクターなど)。強い完成ハンドはほとんどない。
- スクイーズの動機: ボタンはプリフロップで最後に行動できるため、スクイーズに最適なポジションです。大きなレイズによってコーラーに悪いポットオッズとリバース・インプライド・オッズを強いることができ、特にミドルポジションのプレイヤーがマージナルなハンドで続行するのを困難にします。
- レンジアドバンテージ: スクイーザーは通常強いハンド(例:AA、KK)を示唆しますが、実際のレンジにはブラフハンド(例:ATo、スモールスーテッドコネクター)も含まれます。ウェットポットのコーラーのフォールド頻度が高い場合、スクイーズ自体が+EVになります。
実行条件
- 相手の傾向: コーラーはポストフロップで簡単に降りるプレイヤー、またはレンジが標準的なレイジングレンジよりも明らかに弱いプレイヤーであるべき。
- ポットサイズ: ポットには少なくとも8~12ビッグブラインド以上が入っている必要がある。そうでなければスクイーズによるフォールド・エクイティは十分でない。
- ポジションとイメージ: ボタンが理想的であり、タイトなイメージがあるとスクイーズの成功率が高まる。
典型的な例
ブラインド5/10、UTGがリンプ、COがリンプ、ポットは25。ボタンがA♦9♠を持ち、55にレイズ。UTGとCOはほとんどの場合フォールドし、ボタンがポットを獲得する。もし誰かがコールしても、ボタンはポジションと中程度のハンド強度を活かし、ポストフロップでコンティニュエーションベットを打つことができる。
注意点
- ウェットポットでのスクイーズは、全ての相手に対して多用すべきではない。頻繁にフォールドするプレイヤーはすぐに適応してくる。
- コーリングステーションやポストフロップでアグレッシブなプレイヤーに対しては、スクイーズが複雑な状況を招く可能性がある。
- レンジはバランスを取る必要がある。常にジャンクでスクイーズすると、対抗手段を招く。