20BBディフェンス(20bb Defense)
20bb Defense
スタック深度が約20ビッグブラインドのときに、防御側(通常はビッグブラインドポジション)がアグレッサーからのレイズに直面した際にとる戦略とレンジ調整。
概要
20BBディフェンスとは、プレイヤーがビッグブラインド(または他のディフェンシブポジション)で、相手のオープンレイズ(通常はスモールブラインドまたはボタンから)に直面し、自身のスタックが約20ビッグブラインドのショートスタックである場合にとる戦略を指します。このスタック深さでは、ポストフロップの機動性が制限されるため、ディフェンダーはマージナルな状況を避けるためにレンジとプレイを調整する必要があります。
コアな調整
- 3ベット頻度を減らす: 20BBの深さでは、3ベットはしばしばスタックをコミットすることになるため、3ベットを減らしコールを優先します。3ベットレンジは通常、バリューハンド(例:KK+)といくつかのブラフ(例:A2s-A5s)のみからなるポラライズドレンジです。
- コーリングレンジを広げる: ディフェンダーはより広いレンジでコールでき、多くのスーテッドコネクター、スモールペア、ハイカードを含みます。例えば、3BBのオープンに対し、ビッグブラインドは相手のレイズ頻度に応じて、ダウンカードの約50%〜70%をディフェンスできます。
- スクイーズを控えめに使う: ポットに複数の相手がいる場合、ポストフロップでオールインになりやすく分散が大きいため、スクイーズは減らすことがあります。
- ポストフロップの判断を単純化する: フロップ以降は、ほとんどの状況でオールインかフォールドのいずれかを検討し、複雑なベットを避けます。ナッツポテンシャルがある場合や相手に対して明確なリードがある場合を除き、「オールインかフォールド」の二択戦略が一般的です。
レンジ例(典型的なシナリオ)
相手がボタンから3BBにオープンし、ビッグブラインドが20BB、アンティなしと仮定します。
- コーリングレンジ: 22-JJ、A2s-AQs、A8o-AQo、K9s-KQs、KTo-KQo、Q9s-QJs、JTs、T9s、98s、87s、76s。
- バリュー3ベット/オールイン: AA、KK、QQ、AK(コールすることもある)。
- ブラフ3ベット: A2s-A5s(ブロッカー効果)。
注意点
- ブラインド構造にアンティが含まれる場合、ポットオッズが良くなるため、ディフェンスレンジはさらに広げる必要があります。
- 相手のレイズサイズと頻度は具体的なレンジに影響します。例えば、小さなレイズ(2BB)にはより広く、大きなレイズ(4BB)には狭くディフェンスします。
- トーナメントでは、ICMプレッシャーに応じて調整し、特にマネーバブルの近くではより保守的なアプローチが好まれます。